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39.スプリンター

WHATSMAN@NNN

今日は、久しぶりにまんが道。
標記のとおりってことで、

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スプリンター@小山ゆう

全14巻。
週刊少年サンデーに、
昭和の時代に連載されてた気がする。

小山ゆう先生といえば、
だれがどうしたって、
「おーい!龍馬」という
クソクラシックが頭に上がる。
また、人によっては
クラシックとして、
「ガンバレ元気」や
「あずみ」「俺は直角」などを
思い浮かべることやろう。
俺的にも、
龍馬や元気はクソ好きな作品の一つ。
関健児には参ったよ。

その辺はまたいつか取り扱うこととして、
本日は、意地のスプリンター。
たぶん、上記の作品に比べ、
まぁ見劣りはするはず。

が、この人の漫画特有のVIBESは
当然この漫画にも収められとる。

簡単なあらすじ的には

人をひきつける魅力をもった主人公、光は、
大金持ちこと結城コンツェルンに養子として引き取られ、
帝王学を教え込まれるなど、
同様に才能を元に引き取られた兄弟達とともに、
跡取り候補の一人として育てられる。
その中で、メキメキ頭角をあらわす光。
が、そんな光は、恐ろしいくらい足が速かったため、
その素質が光だし、
光はスプリンターの道を歩き出す。
全てをなげうって、100メートル走に人生をかける。

まぁそんなところ。
つうか、前半、っていうか、中盤くらいまで、
まったくもってスプリンターの話じゃねえ。
主人公が、会社とかを16歳とかで経営とかする話がメイン。

とにもかくにもスプリンターとして
活動しだすわけやけど、
この話の肝っていうか、
どうしても目に付く部分がある。

ランナーズハイ。

マラソン選手が完走した後に
迎える爽快感とはちょっと雰囲気が違う。

スプリンターは、
100メートルを走る間、
一度も息をしないらしい。

そして、その協議中に
ランナーズハイに吸い込まれる。

つまりは、幻覚を見る。
隣の走者の鼓動が聞こえたり、
目の前に光が差し込んでくるわけ。
走ってるさなか、
ぶっとんでるわけよ。

それをこの漫画では、

「神の領域」

と表現してる。
この神の領域ってのが
マジでこの漫画のキーワード。
それを求めて、
ライバル同士がシノギを削る。

肉体を進化させるというより、
精神の進化に重きを置き、
いかに早く走るか。
野生のような生活をしだす選手もいたりする。
この辺の描き方もなかなかオモシレエ。
女の子の中に獣を感じさせてみたり。

精神論っていうか、
100メートル走の中に
哲学を描くスタイル。
100メートルを10秒きると見える世界を
描くためか、
10秒で1話が終ったりもする。

どうでもいいが、
ライバル辰巳の
口を尖らして前傾姿勢で走る姿が
俺的にはクソ好き。
スタートダッシュの早さも魅力的。
あの辺のキャラは、
主人公もそうだが、
小山ゆうらしい。

俺的には、
クソ昔に、ほぼオンタイムに
全巻を読んでたんだが、
先日、BOOK OFFにて
全14巻を700円にて発見。
餅のロン@DABOで、
即買いしたわけで。
昔も思ったが、
この歳で読み直しても、
やはりちょっと不思議な漫画。
っていうか、変わったバイブスを放つタイプ。

まぁ、絶賛のクラシックってわけではないが、
漫画喫茶とかで、目に付けば
読んでみてもいいかも。
俺的には嫌いじゃない。

今日はこのへんで。

ピース。



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